SmartPad、遊べます。 ― 2010年07月26日 03時35分37秒
予定通り入手。
前回の終わりに書いた通り、SmartPadを入手しました。まずは外箱と本体の画像を。
外箱のDROID君がなんだかかわいいなぁ。
ePadと比べてどうよ?
細かいスペックだとかはまとめwikiの「SmartPAD」のページあたりでも参考にしていただければいいと思うんだけど、ePadとの比較を軸に、ざっくりと感想をば。
- さくさく動く。CPUだけ取ってみてもBogoMIPSでの比較で1.7倍くらいあるので。多分ディスプレイコントローラ周りも違うのではないかと。
- 液晶の発色はなかなか良好。輝度はePadにくらべて若干暗めなんだけど、まぁ実用的なレベルではないかと。パネルの透明度も若干高いような気が。
- タッチパネルの感度良好。おかげでこすり付けるような操作は不要に。ただ、感度とは別に困った問題も。個体差かもしれないけど、後述。
- 質感・造りともだいぶ良好。ePadはどうみてもおもちゃレベルだったんだけど、こちらはずいぶんとマシ。
- ACアダプタがわりとしっかりしてる。不快なノイズを出したり、極端に熱くなったりもしない。
- 本体の発熱が低い感じ。AC挿しっぱなしで連続動作させてても、低温やけどの心配はない程度だと思われ。ePadはちとしんどかった。
- 公式マーケットアプリがなんの問題もなく動作。予備用に闇市も入れてるけど、ほぼ出番なし。
- バッテリ持ち良好。だと思う。油断してると結構減ってるときもあり。よくわからん。
- 加速度センサがついてるので、傾き検出を利用するアプリなんかもちゃんと動く。描画スピードもあいまってポートレート/ランドスケープの切り替えがスムーズなので、自動切換えが充分実用的。まぁiPhoneやiPadほどじゃないんだけど。
- 安定性良好。今のところ、の話だけど。まぁ起動しないなんてことはいままで一度もないし。
並べてみると、どうよ?
次は並べて撮った画像をば。
あんまキレイな写真じゃないんだけど、左がePad、右がスマパ。短辺はスマパが、長辺はePadのほうがそれぞれ若干短い。ただ、ePadより造りがしっかりしているせいか、持った感じでは少し重く感じる。
重ねてみた写真。上がスマパね。この写真だとスマパのほうが厚く見えるけど、それは端子部の作りのせいだと思われ。実際はたぶん同じくらい。
いいことばかりじゃないんだ、これが。
こんな感じで圧倒的にスマパのほうが実用度が高いんだけども、実はePadに比べてつらいところや、機種固有/個体差の部分で悪いところもあるんだよね。
- OSが1.5。たまにインストールできないアプリがある。Tuboroidがマーケット経由でインストールできなかったときは泣きそうになったし。開発元さんのブログに貼られてた0.2.2.20d.rc3が入ったので助かったが。って、あれ?もうrc5まで出てたのか。
- メモリが少ない。やっぱ128MBはしんどいや。裏に回ってるアプリはメモリが足りなくなると自動的に終了したりするみたいなんだけど、そのせいか急激にCPUを占有することもしばしばあって、たまにいらいらくる。
- ボタンの配置がちょっと使いづらい。ポートレート側にすると、Backボタンやボリューム上下が下にくる作りなので結構操作がつらくなる。
- 電源スイッチが操作しづらい。スマパの電源スイッチはスライドスイッチなんだけども、電源OnのときもOffにするときもスライドさせたまま3秒くらいキープしなきゃならん。しかも硬いし。
- 自主的にスリープさせる手段がない。指先が痛いのを3秒我慢してシャットダウンオプションを表示させても、「マナーモード」と「電源を切る」の2択のみ。持ち運ぶのに、いちいちシャットダウンしろと?
- タッチパネルの誤検出がひどい。いまのところこれが最大の問題。場所によるんだけど、タップしたところから3cmほどずれた位置を検出したり、爪の先でタップ&ホールドしてると左右に小刻みにドラッグ扱いされてたり。まぁ個体差なんだろうけど。
- Wi-Fiの感度が悪い。Wifi Analyzerというアプリで受信状況を比べてみたら、元々あまり感度がよくないePadよりもさらに10dBmほど弱い。まぁ自宅や会社では問題なく使えてるんだけど、公衆無線LANサービスとかちゃんと使えるのかなぁ。
- ACアダプタを常に持ち歩く必要があり、ちょっと面倒。コネクタがPSPとほぼ同じ、という話を聞いてたのでUSBでPSPに給電するケーブル+コネクタを調達したんだけども、スマパのアダプタは9Vなので残念ながら使用できず。
- SDカードスロットがちょっとアレ。カード挿すとゴムキャップしまらないし、カードの取り出しがちょっと難しいし。dara-jはやっちゃってないけど、カードスロットの上のスキマに間違って挿入しちゃうと、分解しないと救出できない事態に陥るらしいし。
バックライト消灯設定で、いいアプリがありましたよ
タッチパネルの問題はハードそのものの問題であきらめて慎重に操作するしかないんだけど、もうひとつかなり不便を強いられてた問題が「自主的にスリープできない」問題。iPhoneみたいに静電容量方式なら、ポケットなんかに入れておいても誤動作することがほとんどないのでいいんだけど、感圧式だとそうはいかないし。
バックライトが消えてからの復帰はロックがかかるので、そこまで待てばかばんに入れられるんだけども、設定可能な最小値が1分と、常用するには短く、待つには微妙な長さしか調整できないし。常時点灯との切り替え操作をするにしても、「設定」→「サウンド&画面設定」と2階層潜った上に一番下までスクロールさせるとか、そもそも操作そのものが面倒くさいし。
と思ってたら、ちょっとよいアプリが見つかったですよ。Speed Setting。
これは輝度やボリューム、WiFi、GPS(スマパにはないけど)、Bluetooth(これもスマパにないけど)などの設定へのアクセスを簡単にするユーティリティで、通知バーに常駐させておけばどのアプリを使用している最中でもこういった設定の変更がさくっと行えるってもの。
で、このアプリで設定可能な項目の中に「Screen Timeout」があって、これで常時点灯と消灯時間設定をすぐに切り替えて使えれば結構便利だなぁと思ってインストールしてみたら、なんか隠しパラメータへのアクセスまでできるようになるらしく、消灯までの最短時間を15秒に設定できるんですわ。これでさっさとかばんに放り込むことができるようになって、今ちょっと幸せ。まぁ本当のスリープではなくバックライトを消してるだけなので、当然バッテリは黙々と消費されちゃうんだけど。
結論:それでも結構遊べます
後半で結構ネガティブな要因もいくつか書き連ねたんだけども、このくらいのスペックなら、結構使えます。WVGAの解像度はiPhoneに比べるとやはり広くて、少なくとも定点観測的なWebブラウジングなら充分実用性があり、実際入手してからこっち、自宅でのブラウジングはほとんどスマパで済ませてるしね。こんなデバイスを1.3万くらいで入手できるとは、いい時代になったもんだ。
初期状態でも特に不満はなかったんだけど、はい!OK! さんが作成されてるカスタムファームを適用するとさらに快適になるのだが、それはまた今度。ePadに比べると更新作業がちょっぴり面倒なんだけどね。
蛇足
どのくらいさくさく動くかを見せようと、YouTubeの動画でも貼ろうかと思って探したら、なんだかドイツの1&1のやつばっかり引っかかるのよね。まぁE7001とほぼ同じような感じだと思うので、気になる人はE7001の動画でも参考にされればよいかと。
蛇足2・SDカードの取り出し方
ネガティブ要因でSDカードを取り出しづらい話を書いたんだけど、ちょっとしたコツをば。
仕込まれてるバネはわりと強めなので、爪の先でカードをぐっと押し込んだ状態から一気に離すとびょ~んとカードが飛び出ます。どっかに飛んでっちゃわないようにガードしておけばこのやり方ですんなり取り出せるのではないかと。
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